67:名無しNIPPER
2015/04/29(水) 19:21:07.56 ID:O8wEOnsTO
結果は男の負け。そのため僕は現在、部屋で男を待っている。すこし寂しい。一緒に行った方がよかったかなぁ……。
今、家には僕しかいない。
「男、好き」
なんとなしに、ぽつりと呟く。その言葉は、僕の頭を少し熱くして、するりと部屋の空気に溶けてゆく。
「男、好き」
今度は、先ほどより少し強く。なんとなく、この言葉で、この部屋に満ちているであろう、寂しさとやらに
打ち勝ってみたかった。
何でかはわからない。
先ほどまでの、男と一緒にいたという、事実。
それが、男がいなくなった今になって、口にせずにはいられない、僕の気持ちへと変貌していった。それもあるかもしれない。
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