過去ログ - 【ダンガンロンパ】ダンロンでほのぼのと百合百合したい
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24: ◆AZbDPlV/MM[sage saga]
2015/03/30(月) 14:35:27.80 ID:NgXR7CtS0
朝日奈 「そう考えてあげられてることが、優しさだと思うよ?」

朝日奈 「霧切ちゃんは充分優しいよ! だから、普通に接してるだけで、いいんだよ! 無理な優しさは優しさじゃないもん! 空木ちゃんだってそれを理解してくれるはずだよ!!」

朝日奈 「私は霧切ちゃんに賛成! 応援するよ!!」

 私の両手を取って朝日奈さんは励ましてくれる。

葉隠 「朝日奈っちの考えは能天気だとは思うけども」

朝日奈 「なによぅ! あんただって能天気でしょー!!」

葉隠 「まあ、霧切っちが個人をこんな気にかけるんて珍しいしな。俺も応援してやるぞ!」

十神 「丸くなったのはお前もだ。霧切…今のお前ならば、やれんことでもないだろう」

十神 「お前の穴埋めは俺がしてやる。やるならとことんやれ」

「……」ニヤニヤ

十神 「……ニヤニヤした顔で見るなバカ共!!」

霧切 「ふふっ…ありがとう、みんな」

 一瞬みんながきょとんとして私を見た後、微笑みかけてくれる。

霧切 「少し自信がついた……明日、空木さんに専属で着けないか掛け合ってみるわ」


―――――――――


空木 「私に専属で着くぅ?! あなたがですかぁ?!!」

霧切 「ええ」

空木 「私、イヤですよ!! 期限があるなら我慢もできますけど、昨日泣かされた相手にずっと着いて回られるなんて最悪中の最悪です!!」

 確かにそうだろう。彼女からしたら迷惑な話。

霧切 「改めてよろしく」

空木 「〜〜〜〜っ!」

 納得いかない様子で私を睨む。しかし、それ以上何を言うでもなく黙りこむ。

霧切 「今日はあなたの好きなものを聴かせてくれるかしら?」

空木 「剥いてある栗。甘いものならなんでも好きです。後、キャワイイもの」

空木 「それと《希望の戦士》の……みんな……」

 《希望の戦士》のみんな。みんなの部分で言い淀んでいたのは、リーダー格の少女の件があるからだろう。彼女を含めていいのかどうか考えた末の結論。彼女は“みんな”と答えた。
 裏切られていたとはいえ、やはりどこか払拭はできないのだろう。

霧切 「そう…今度、ケーキでも一緒にどうかしら?」

空木 「ケーキはいいですけど、お姉さんと一緒っていうのはイヤですね!」

空木 「嫌いなものは、剥いてない栗、辛いもの、目の前にいるお姉さんッ!!」

霧切 「そう」

 空木さんはまくし立てるように言い切って、私に指を突き指す。
 私に釘を刺したのだとでも思っているのでしょうけれど、やはり子供ね。

霧切 「やりがいがあるわ」

 私はにやりと空木さんに不敵に笑ってみせた。私はかつて《超高校級の探偵》と呼ばれていたのだから。食らいつき粘る長期戦は得意よ。

空木 「お姉さん、意地悪ですね。優しくない」

霧切 「優しくないのは、あなたのお好みじゃなくて?」

空木 「んんんっ! 可愛くない!! 大門くんに着いてるお姉さんと交換して欲しいです!!」

霧切 「無理よ。諦めなさい」

空木 「きぃーっ! そのドヤ顔ムカつくー!!」

 変に“優しく”するというのはやめて、私は私が付き合い易いように、彼女に接することにした。朝日奈さんが普通に接すればいいと言ってくれた。
 今の空木さんの様子からしても、その方がいいみたいだし。長い付き合いになりそうね。


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