13:名無しNIPPER
2015/03/30(月) 22:31:21.42 ID:nE6dJihB0
不意に誰かの声がした。
目を開けてみるとそこには飛龍が立っていた。
「何寝てるんですか!もう…。午後にも執務があるでしょ?」
「これはただの仮眠だし…午後の執務は普段通りやろうと思っていたんだよ…。本当だよ?」
「そんなこと言って…提督は一度寝たらなかなか起きないでしょう?サボろうたってダメなんですからね!」
全てを見透かされていたようだ。
「そもそも何でここに居るのが分かったんだ?エスパー?」
「提督が外に出て行くの見えたからです。残念でしたね。」
と言いながら俺の横に座る。
「それにしてもやっぱり桜は綺麗ですね〜。 ね!今度鎮守府の皆でお花見しましょうよ!きっと楽しいですよ!」
と言うと彼女は花見の計画について語り始めた。場所や持ち物、起こり得るであろう出来事などについてである。
話がひと段落ついた所で
「実は俺、桜より好きなのがあるんだよ。わかる?」
「え?そうなんですか?そうですねぇ…梅とかですか?」
「いや違う…そうじゃないんだな…良い線はいってると思うぞ」
「うーん…わかりませんね…答えはなんですか?」
「実はだな…"もも"が好きなんだよ。"もも"が。」
「"桃"ですか…提督もなかなかにしぶい…って何やってるんですか!」
「何って…俺は"もも"が好きって言っただろ?」
俺は飛龍の"もも"に頭を預けながらそう言った。
「提督…オヤジギャグですか…」
と眉をひそめて彼女は呆れるのである。
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