27: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/03/26(木) 01:10:29.76 ID:avES/eip0
「……アイドルは、いずれ自分自身を破滅に追い込む。破滅せずにいられるのはほんの一部だ。お前は、そんなアイドルをしながら、プリキュアをして、身も心もボロボロになるのか?」
「ボロボロになるかもしれない……でも、菜々はアイドルもプリキュアも途中で諦めません!」
菜々の気持ちに同調するように、ウサミンビームも威力を増す。
「ふっ、素晴らしいアイドル力だ。最高に輝いてる。見ものだろうな。そんなお前が、世界に絶望して己の輝きを失っていく様は」
アナウンーサの手は消滅した。それでも体全体でビームを支える。
「見せてもらうぞ……お前がいつまでその戯れ言をほざいてられるかを」
その直後、ウサミンビームはアナウンーサの体をまるまる飲み込んだ。
確かな手応え。敵が完全に消滅したのが、分かった。
「見ていてください……菜々は、絶対に……」
力が抜けたように、その場にしゃがみ込む菜々。そこに幸子と杏とプロデューサーが駆け寄った。
「へへ、プロデューサー……やりました。ブイっ」
ボロボロになりながら、プロデューサーにブイサインを作る菜々。
「えぇ。お見事でした」
「プロデューサー! ボクも頑張ったと思います!」
「…………そう、思います」
「なんですか今の間は」
不満げな幸子。プロデューサーも苦笑いだった。
「杏さんは、これを。出動で5個。敵の撃退数×2で14個。追加分で10個。計29個の飴です」
「やった! ありがとうプロデューサー」
嬉しそうに飴を頬張る杏。ちなみにだが、彼女が1番元気だ。服も特に汚れていない。
序盤隠れていたというのもあるかもしれないが、彼女の場合最初から戦っていても、わりとこの状態だったのかもしれない。
そう思うと、杏の潜在能力の高さに驚愕するしかない。
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