過去ログ - 昔々、あるところに、桃太郎といぬとさるときじがいました。
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16:名無しNIPPER[saga]
2015/03/26(木) 21:22:51.42 ID:m7Vj+k9N0
月の光に照らされた桃太郎は、ただ時が過ぎるのを待っていた。

おばあさん「眠れないのかい?」

桃太郎「・・・うん」

おばあさん「世の中、そう上手くはいかないもんだねぇ」

桃太郎「うん・・・・」

おばあさん「これ、飲みなさい」

桃太郎「これは?」

おばあさん「若返った様に元気になると、村に伝わる秘薬だそうな」

桃太郎「・・・ありがとう、ごめんね」

桃太郎「本当、どうして」

桃太郎「こんな、生まれてきたんだろう」

おばあさん「桃太郎・・・」

桃太郎「結局、争いを終わらす事ができなくて」

桃太郎「家族と思っていた仲間が去っていって」

桃太郎「僕は、あの時・・・・・」

桃太郎「鬼を皆殺しにするべきだったのかな」

おばあさん「・・・・桃太郎」

おばあさん「桃太郎、私が守ってやる、絶対守ってやる」

おばあさん「だから今は、眠りんさい」



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