過去ログ - 【Lv30】ぱらルカさんが くえルカさんになったようです前章【職業Lv10】
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◆ldFfAbiRv2
[saga]
2015/03/28(土) 21:24:41.47 ID:vVRcWFfw0
アリス「ふむ、遅かったな」
ルカ「あ、アリス」
僕を出迎えたのはアリスであった。
最早慣れた事だが、家の中へと入り込んでいたのだ。
ルカ「いったい何をしに来たんだ?」
ルカ「洗礼、というよりはイリアス様が降臨されない理由について考えてたんだけど・・・」
アリス「ふむ・・・・・・それを聞くのも、余がここに来た理由の一つなのだ」
アリス「そうか・・・・・・イリアスは、現れなかったか・・・・・・くくっ」
アリスは満足げな笑みを浮かべた。
アリス「余がこれだけの手傷を負わされたのだ、相応のお返しだ」
アリス「【創世の女神】たる面目も丸つぶれだろう・・・・・・くくく」
ルカ「まさか・・・」
自宅で小さくなったイリアス様と、小さいアリスが大ゲンカしていたのを思い出す。
まさか・・・
アリス「食事だ」
顔面蒼白になる僕にアリスは食事を出せと言ってくる。
世界が変わっても図々しい奴だ。
ルカ「仕方ないなぁ・・・・・」
そういいながら食材を出そうとバッグを漁る。だが・・・
ルカ(しまった!僕が持っていたバッグじゃない。この世界のバッグだ・・・)
必死にバッグを漁ると食材らしきものに手が届く。これは―――
アリス「ほしにく・・・・・・」
アリスは露骨な溜息を吐く。
アリス「貴様には、うんざりさせられる・・・・・・」
慣れたとはいえひどい暴言だ。
アリス「まあいい、余も疲れている・・・・・・まずは前菜だ」
アリスは僕の手からほしにくをひったくると、不満そうな顔で噛みはじめた。
ルカ(ど・・・どうしよう。あのほしにくは僕が作ったんじゃない。この世界の僕がつくったものだ)
パーティの要として前線から一切離れることが出来ない僕。
その為得られる職業経験値がもったいなく、粗方の職業をマスターしていた。
その中にコックの上位職・・・トリプルコックも入っている。
今の僕に作らせればいいモノが出来るのは確実。でも・・・
この世界の僕の料理の腕前など知る由もない。
アリス「ん・・・・・・美味いではないか」
アリス「絶妙なスパイスの味付けが、肉の香ばしさを引き立てている」
ルカ「そうだろう?」
僕は作り笑いでその場をごまかす。
内心はほっとした。どうやらこの世界の僕は、旅立つ前の僕くらいには料理が出来たようだ。
アリス「このほしにくは前菜のつもりだったが、これで満足だ」
アリス「喜べ、メンディッシュの必要はない」
ルカ「え・・・・・・?メインディッシュって・・・・・・?」
ほしにく以外に食べ物は無い。そうなるとモンスターが食べるものは・・・
僕は再び顔面蒼白になる。
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