過去ログ - 【Lv30】ぱらルカさんが くえルカさんになったようです前章【職業Lv10】
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98: ◆ldFfAbiRv2[saga]
2015/04/13(月) 12:21:11.49 ID:ueeYAoj10
ミカエラ「・・・・・・落ち着きましたか?ルカ」

ルカ「はい・・・ありがとうございます。お見苦しい所を・・・」

僕はようやく泣き止む。

アリス「貴様・・・いったいどういうことだ?」

ミカエラ「私も知りたいです。なぜあなたが私の名前を?覚えているはずなど―――」

するとアリスとミカエラさんが矢継ぎ早に質問を投げかけてきた。

ルカ「信じてもらえないかもしれませんが、それは――――」

僕はより詳細に向こうの世界であった事を述べていく。

ミカエラ「平行世界、ですか。・・・俄かには信じがたいですね」

アリス「余もここまで詳しい話は聞いていない」

ルカ「だって混乱するって言ってたじゃん」

アリス「それはそうだが・・・」

ミカエラ「ルカ、ちょっと額を」

ルカ「はい」

ミカエラ「いくら転職で勇者でなくとも、聖素循環の術式の痕は残っているはずです」
ミカエラ「それを確かめさせてください」

そういうとミカエラさんは僕の額に手を置く。すると―――

ミカエラ「!!確かに・・・これは・・・私の術式です」
ミカエラ「ルカ、あなたの言葉、疑いようが無くなりました」

ミカエラ「ルカ、そうするとあなた自身の生まれについても―――」

ミカエラさんはそこまで言うと、黙ってしまった。

ルカ「はい。僕の母さん、ルシフィナについても―――」

僕も同じく、そこまで話すと黙った。
アリスは敢えて僕たちの会話に首を挟まなかった。
暫くの間沈黙がその場を支配した。

ミカエラ「ルカ、あなたに力を貸してあげたいのは山々です。ですが、今力を貸すことはできません」
ミカエラ「あなたもその理由は―――」

ルカ「察しています」

この世界で人間と魔物の共存を目指して旅をする以上、どうしても敵対しなければならない相手がいる。
でも移動してきた僕でさえも、その相手には歯が立たない。
ましてや、今ミカエラさんと長期にわたって接触をしていれば―――

ミカエラ「ですが、何もできないというのも癪ですので」

ミカエラさんはそういうと僕のカスタムソードを取りだし、術式を込めた。
カスタムソード改に3属性が宿った!

ミカエラ「今の私に出来ることはここまでです」
ミカエラ「ルカ、どうかお元気で」

ルカ「ありがとうございます」

そういうと僕はアリスを連れて、村の外へ出た。

アリス「この村であったことに余は関知しない。そのほうがいいのだろう?」

ルカ「うん・・・。いつか、何時かはもう1度ここを訪れる事になると思う」

そう言って僕たちはイリアスポートへと足を運んだ。


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