過去ログ - 比叡「カレーができました!」橘さん「これ食ってもいいかな?」
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2: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/03/28(土) 19:04:49.20 ID:1qCAkmIp0
あのカレー大会から数日後、うなされていた私達はようやく回復し、目を覚ました。

「本当に申し訳ありませんっ! お姉さまっ!」

あれ以来、私は罪悪感に駆られ、何度もお姉さまに謝り続けていた。
以下略



3: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/03/28(土) 19:05:36.51 ID:1qCAkmIp0
・・・と、勢いよく走り出したは良かったけど。

「ここ、どこだろう・・・?」
道に迷ってしまった。

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4: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/03/28(土) 19:08:15.64 ID:1qCAkmIp0
「深海棲艦・・・!」

それは小さな鯨のような駆逐艦だった。その行き先には小さな工場のある街の遠景が見て取れた。

しかも、既に砲塔を構え、狙いを定めていた。
以下略



5: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/03/28(土) 19:10:38.04 ID:1qCAkmIp0
その後、男の人を砂浜まで連れてゆき、優しく降ろしてあげた。

それにしても、改めて見ると、やっぱり凄くイケメンさんだな。

(・・・違う!私にはお姉さまが・・・!)
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6: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/03/28(土) 19:11:58.29 ID:1qCAkmIp0
「そうか、君も艦娘か・・・。ここへは何しに来たんだ?」

「料理の! 修行です!」

「・・・料理の修行?」と橘さん。
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7: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/03/28(土) 19:13:31.24 ID:1qCAkmIp0

橘さんは私を山合の喫茶店へと連れて来てくれた。「ハカランダ」という名前のお店らしい。
クラシックな感じの、素敵なお店だった。今度お姉様を連れてきたいような風貌だった。

「いらっしゃいませ・・・、何だ橘か・・・」
以下略



8: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/03/28(土) 19:14:47.06 ID:vtglARGr0
仕事が終わるのを待ち、とりあえず奢りで出してもらった紅茶と茶菓子を口にしながら店の中を眺める。

木製のテーブルがいくつも並んだ、シックな店内。

壁には母娘と相川さんらしき人が描かれた古ぼけた絵や、屋久島の杉やどこかの岸壁、山小屋を撮影した写真が飾られていた。
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9: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/03/28(土) 19:16:59.91 ID:vtglARGr0

しばらく私が店で写真や本を眺めていると、

「橘さん!」

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10: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/03/28(土) 19:19:25.12 ID:vtglARGr0


「そう言えば祥鳳くんは?」と橘さんが話題を変え、まだ仕事中の相川さんに聞いた。

祥鳳? アレ、どこかで聞き覚えのある名前なんだけど・・・。
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11: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/03/28(土) 19:19:44.18 ID:vtglARGr0


「なるほどそうかぁ・・・」とニヤニヤしながら睦月さん。

「なんのことだ」
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12: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/03/28(土) 19:21:19.21 ID:vtglARGr0

相川さんに案内されて部屋の奥の方に入ると、そこには髪の長い和服の綺麗な女性が掃除をしていた。

その人は私を見るなり驚いた顔をして、「あっ、貴方はっ!? 金剛型2番艦の比叡さん!」と尋ねてきた。

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