過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
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104:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 00:54:02.11 ID:IwlMUGAtO

「これ、読んでみてくれ」

昼休みのうちに人数分刷っておいたものをみんなに手渡しながら、

「恋愛小説、徹夜して書いてみたんだ」

朝比奈さんも古泉もハルヒも、長門でさえその表情には驚きの色が薄らと滲んでいた。

「驚いたわ。あんたは絶対締切ギリギリまで粘るタイプだと思ってた」

「アイディアがもりもり湧いてきてな。気づいたら夜が明けてた」

「道理で授業全部寝てたわけね。何だか知らないけど、いつもそれくらいのやる気を見せなさいよ」

「お疲れ様です、キョンくん。はい、どうぞ」

朝比奈さんのお茶を受け取り、それをゆったりと味わっていると古泉が寄ってきた。

「まさかとは思いますが、問題ありませんよね?」

なんだそりゃ。まあお前のことだ、ハルヒ的な意味で、ということだろう。

「安心しろ。その辺のことは濁しておいた」

「それはそれは。では僕も読ませて頂くことにしましょう」




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