過去ログ - 櫻子「めぐみの雨と、恋で咲く花」
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56:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:58:02.57 ID:JxUSEnW0o
誰も何も信じられなくなって、頭がいっぱいで考えることすらもできなくなって、目の奥がぐらついてよろける。


わからない。なにもわからない。

私は撫子の一番近くにいたのに、撫子の気持ちがわからない。


再度撫子からの着信を訴えている携帯電話をマナーモードにして放り捨て、私はベッドに倒れこんだ。


もう何も考えたくない。何も思いたくない。何も聞きたくない。


撫子に、私のことなんか忘れてほしかった。



子どものように、大声をあげて泣いた。


さようなら、大好きだった人……



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