過去ログ - 【咲】京太郎「死が二人を」数絵「分かつまで」【安価】
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14: ◆phFWXDIq6U[saga]
2015/03/30(月) 22:39:18.53 ID:FMhX3oE8o

―― 最初に会った時、綺麗な奴だと思った。

数絵「…南浦数絵です。よろしくお願いします」

青いリボンで纏めた黒髪。
艶やかに流れるそれは朝の日差しを受けてキラキラと輝いていた。
キリリとしたその顔立ちも整っていて、まるで剣道でもやってそうなくらい。
男よりも女にモテそうな女…と言うのが偽りのない最初の印象だったと思う。

―― だから、まぁ、下心はあった。

俺だって男なんだから綺麗な女の子とお近づきになりたい。
ましてや、それが俺の隣の席に座ったのだからなおのこと。
勿論、それだけで運命を感じるほどセンチメンタリズムな乙女座じゃないが、キッカケにはなるだろうし。
一年間一緒のクラスになるのは確実なんだから、仲良くしよう。

数絵「…えぇ」

数絵「そう」

数絵「…そうなの」

…ただ、相手は鉄壁だった。
俺がどれだけ話しかけてもろくに反応が帰ってこない。
まぁ、いきなり馴れ馴れしく隣の席から話しかけてこられてるんだから致し方無い事なのかもしれないけれど。
まったく脈なしなその反応に、流石の俺も凹んだ。
こんなに凹んだのなんて、別々の学校に進んだコミュ障の幼馴染に話しかけた時以来だと思う。

―― だから…中学最初の一日が終わった時、俺にとっての南浦数絵は無愛想で取り付く島もない奴だった。




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