過去ログ - 【咲】京太郎「死が二人を」数絵「分かつまで」【安価】
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33: ◆phFWXDIq6U[saga]
2015/03/30(月) 23:32:35.24 ID:FMhX3oE8o

京太郎「良かった…何とか見つかって」

数絵「あ、あの…」

京太郎「ごめんな。南浦さんが逸れてるの気づかなくて…」ペコ

数絵「ぅ…」

その理由を尋ねる前に京太郎はペコリと頭を下げた。
自分の目の不届きを謝罪する彼に数絵は言葉を詰まらせる。
無論、彼女とて謝らなければいけないという事くらいは分かっているのだ。
けれど、これまでに積み重なった嫌悪感や苦手意識がどうしてもそれを拒み、彼女の口から素直な言葉を浮かばせない。

京太郎「でも、見つかって本当に安心したぜ」

京太郎「変な奴にナンパとかされなかったか?」

京太郎「って、それは俺だよな、はは」

数絵「…」

まるで一人芝居のような京太郎の言葉は最初から数絵が返事をしないと思っているからだ。
普段はいっそ滑稽にも見えるそれが、今の数絵にとっては申し訳なくて仕方がない。
形こそひとりごとのようなものではあるが、勝手な我儘で団体行動を乱した自分を心配してくれている事は伝わってきている。
だからこそ、数絵はゆっくりと口を開いて… ――



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