2:名無しNIPPER
2015/03/31(火) 22:26:45.48 ID:UayEtmuS0
プロデューサーさん、お疲れ様でした」
俺はこの瞬間が好きなんだと思う。
アイドル達との別れ際、元気な声を聴いて明るい笑顔を見て、また明日も頑張ろうと思える力が湧いてくる、この瞬間が好きなんだ。
俺がアイドルのプロデューサーを始めてから、もう二年が経とうとしていた。
アイドルのプロデューサーと言えば華やかなものを想像しがちだが、俺もそうだった。
実際はストレスが溜まりやすく、休みも自由に取れない、それはそれはハードな仕事なのだ。
それでも辞めようと思わないのは、彼女島村卯月をはじめ、担当アイドル達が皆総じて明るく元気でいてくれるお陰だと思っている。
「ああ、お疲れ卯月。気をつけて帰れよ」
いつまでもこちらに手を振る卯月の姿が、改札に吸い込まれ見えなくなったのを確認してから、俺も帰路につこうかと回れ右したときだった。
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