過去ログ - 【モバマスSS】ウォークザキャット
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15:名無しNIPPER[saga]
2015/04/01(水) 04:43:47.83 ID:50iCEftvo

またこの猫カフェに足を運んでいる。

みくに会うために来たのだが、学校を休んでいるのか、下校ルートを変えたのか、どちらにせよ会うことが出来なかった。

以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/04/01(水) 04:45:34.79 ID:50iCEftvo

ふと、柱に張られた、一枚の紙に目が行く。

『ネコチャン総選挙!』とポップな字体で書かれたそれには、猫のランキングが記載されている。

以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/04/01(水) 04:46:04.27 ID:50iCEftvo

「猫に話しかけているお客様、結構いらっしゃいますよ。私もよく話しかけますし」俺が戸惑っている理由に気付いたか、フォローを入れてくれる。

「でも俺は人間ですが」

以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/04/01(水) 04:46:34.40 ID:50iCEftvo

「やっぱり!」

「あの、前川みくをご存じで?」

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/04/01(水) 04:47:38.20 ID:50iCEftvo

みくは、昔からこのお店に来ていた。特別話をすることもなかったが、店長さんからしたら常連さんという認識だった。

ある日の休日のことだ。家族で買い物に出かけると、その常連さんが、アイドルになって歌って踊っていたものだから驚いた。

以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/04/01(水) 04:48:16.70 ID:50iCEftvo

「声を掛けたりはしなかったんですか?」

店長さんは困った顔になってしまった。

以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/04/01(水) 04:48:46.04 ID:50iCEftvo

すると、その時、不意に聞き覚えのあるメロディーが聞こえてきた。


22:名無しNIPPER[saga]
2015/04/01(水) 04:49:37.75 ID:50iCEftvo

見ると、先ほど走り回っていた少女が、疲れたのだろうかソファーに腰を下ろしていた。

「あの子」

以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2015/04/01(水) 04:50:27.66 ID:50iCEftvo

「ねえ、君もみくのファンなの?」

「うん! わたしはひとりめのファンなの!」

以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2015/04/01(水) 04:51:37.43 ID:50iCEftvo

その後も「じゃあそろそろこのへんで」とはならず、世間話は続いた。

「猫って勝手にどっかに行っちゃって、困ることないですか?」俺はそんなことを聞いている。

以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2015/04/01(水) 04:52:24.20 ID:50iCEftvo

「実は、このお店、もうじき五周年を迎えるの」

「だからですか」俺は、店中にある飾り付けを見回す。

以下略



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