134: ◆1rDMWX8C56[saga]
2015/05/20(水) 20:46:49.95 ID:JERwrmZ30
空気が固まる。
役員は山田の顔面を握り締めながらも呟く。
役員「エリア秘書がお前の敵だからなんだ!?殺されそうになったからなんだ!?そんなの微塵も関係ねーだろがっ!!」
山田「や、役員……殿……」
役員「お前がエリア秘書のことを本当に想ってるんだとしたら、死ぬのはおかしいハズだろ!?」
一同「…………」
役員「どうして最後の最後まで必死に足掻いて運命を覆そうとしねぇんだよ!!お前は!!」
山田「…………ぐ……うううううううう……」
役員「泣くな。泣く元気があるならエリア秘書の所に行け。そして自分の想いを伝えるでも何でもすりゃいいじゃんかよ。」
山田「……すみませんでした……役員殿……皆さん……」
大和田「……役員、お前結構やるじゃねーか。」
役員「……ハァン。いえいえ、全部あなた方に教えられたことですよ。」
石丸「ぐぐぐぐぐ……こんな状況だというのに、僕たちは何もできなかった……」
舞園「だ、大丈夫ですよ!石丸くん!!現に山田くんは思いとどまったんですから!!」
苗木「そうだね。……さ、立ってよ山田クン。エリアちゃんの所に行かな――」
「山田……おにい……ちゃん……?」
全員が後ろを振り返ると、そこにはエリアの姿があった。
不安げに山田を見つめる純粋な目。
先ほどモンスターを蹂躙したとは思えないあどけなさを感じる。
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