76: ◆1rDMWX8C56[saga]
2015/04/04(土) 09:47:12.00 ID:W8GE+zxh0
無表情の男は、オノを仕舞い、代わりに剣を取り出した。
水色の、神々しい光を放つ剣。
大和田は湖の畔に石丸を寝かせると、舞園から借りた石の剣を持つ。
??「ありゃ?戦う気?こりゃぁ勇敢な兄さんだ……でも……」
大和田「……でも……何だよ……」
??「いやぁ?別に、タダ……」
男が飛びかかる。
??「無意味なのにな、って思ってサ!!」
男の剣を、石の剣でガードする大和田。
だが、力量も武器の質も違う2者。押し勝つのは確実に……
ギャン!
火花が散り、石の剣がどこかへ飛んでいった。
大和田「なっ!?……ぐぅっ……!?」
男は大和田の首元を掴み、剣を大和田の目の前に突き付ける。
??「安心しろ、殺しはしない。顔をぐっちゃぐちゃにするダケだ」
大和田「…………ぐっ……」
??「嫌だって言うんなら、10秒待ってやる。それまでに自分で息止めて死ね」
剣をチャキチャキ鳴らしながら、男は言う。
??「じゅ〜、きゅ〜、はぁ〜ち、なぁ〜な」
大和田(悪ィ……兄弟……)
??「ろぉ〜く、ごぉ〜、よぉ〜ん、さぁ〜ん」
大和田(俺……もう……)
??「にぃ〜」
大和田(兄弟に)
??「いぃ〜ち?」
大和田(合わせる顔が)
??「ぜぇ〜ろぉ!!」
大和田(無ぇよ………)
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