151:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:33:38.21 ID:Or5Afvo1O
翌日。
事務所に入ると、一番最初に目に入ったのは、転がる筆記用具。くしゃくしゃに丸められた画用紙。
楽しそうに絵を描くみく達。
…きらりや、蘭子達も。
152:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:34:25.35 ID:Or5Afvo1O
「ねえ、何これ」
僕が入ってきた事に気付いたのか、画用紙に描いた絵を見せびらかしてきた。
別に上手くないし、ここは保育園じゃない。
153:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:36:09.14 ID:Or5Afvo1O
「ふむ。じゃあ…この順番で行くんだね?」
「うん。だっていきなり全員デビューさせたらそれこそ過密スケジュールになって無理だしさ」
全く部長には驚いた。
154:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:38:21.68 ID:Or5Afvo1O
「みくちゃん!こんな事しちゃダメだにぃ!」
「うるさいにゃ!みく達はもう我慢の限界だにゃ!」
「無駄な抵抗は辞めるんだー!君達は完全に包囲されているぞー!」
155:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:39:23.83 ID:Or5Afvo1O
「みく、ちょっといい?」
「……今更何だにゃ」
「お前達の事を放ってる訳じゃないんだよ」
156:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:40:44.31 ID:Or5Afvo1O
それからは大変だった。
店の責任者やイタそうな店員に平謝りし、346プロの役員に謝り、部長に謝り。
これもプロデューサーの仕事だと自分に言い聞かせてはいたけど、人に頭を下げるのはいつだってキツイ。
157:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:41:27.52 ID:Or5Afvo1O
「ラブライカ…」
「あ、はい…一応二人で相談して…」
ライカ…聞き覚えがあるなあ。
158:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:42:22.91 ID:Or5Afvo1O
「これが、私達の歌…」
「Прохладно…とても、クールです」
彼女達の歌を考えている時、またもやスーツのポケットからCDが出てきた、というか生えてきた。
159:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:43:26.12 ID:Or5Afvo1O
冬になると、朝が遅く、夜が早い。
だから学校が終わる頃にはもう真っ暗だ。
ちょうどそれくらいの時に事務所に入ると、卯月達が何やら楽しそうに話していた。
160:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:44:24.22 ID:Or5Afvo1O
「え?私にですか?」
二日後、良い案が浮かばず期日が来そうだったのでちひろに聞いてみる事にした。
「んー…シンデレラガールズプロジェクトの切り込み隊長を務めてもらう訳ですからねえ…」
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