22:名無しNIPPER
2015/04/01(水) 22:08:09.71 ID:283UGwJ8O
 平謝りする警官に見送られ、彼女と二人で交番を出る。 
  
 彼女はあんな事があったというのにどこ吹く風という感じだ。 
  
 …しかし、今時の子は制服にピアスやネックレスが許されるんだなあ。 
23:名無しNIPPER
2015/04/01(水) 22:09:15.25 ID:283UGwJ8O
 しかし、何故か。 
  
 僕はどうしても彼女をアイドルにしたい。 
 いや、しなければならない。 
  
24:名無しNIPPER
2015/04/01(水) 22:10:08.90 ID:283UGwJ8O
 「ただいま」 
  
 …と言っても僕の家じゃない。 
  
 多分、事務所だ。 
25:名無しNIPPER
2015/04/01(水) 22:11:04.72 ID:283UGwJ8O
 「美味しいです!」 
  
 「そっか」 
  
 晩ご飯の店は何処にするか聞いてみた所、彼女は何処でも良いと言っていた。 
26:名無しNIPPER
2015/04/01(水) 22:11:53.24 ID:283UGwJ8O
 「…またアンタ?」 
  
 「偶然だね。本当に偶然」 
  
 「…待ち伏せしてたじゃん」 
27:名無しNIPPER
2015/04/01(水) 22:12:56.85 ID:283UGwJ8O
 「……なんなんだろ…この家」 
  
 昨日僕は自分の家に帰った、つもりだった。 
  
 そこにあったのは、小さな一軒家。 
28:名無しNIPPER
2015/04/01(水) 22:14:25.13 ID:283UGwJ8O
 「…」 
  
 安っぽい背もたれの固い椅子に座る。 
 それと同時に柔らかいソファの有り難みを改めて痛感する。 
  
29:名無しNIPPER
2015/04/01(水) 22:15:14.65 ID:283UGwJ8O
 「おはよう。卯月」 
  
 「おはようございます!今日は何をしますか!?」 
  
 「……レッスン、かな」 
30:名無しNIPPER
2015/04/01(水) 22:16:22.53 ID:283UGwJ8O
 「君、可愛いね。良かったら一緒に食事に行きたいなぁ」 
  
 「…ここ私の家なんだけど…もしかしてわざとやってる?」 
  
 「手法を変えてみたんだよ。どうやったら来てくれるか考えたんだ」 
31:名無しNIPPER
2015/04/01(水) 22:17:36.10 ID:283UGwJ8O
 「…シンデレラガールズプロジェクト…」 
  
 「そう。そしてお前が二人目のシンデレラなんだよ」 
  
 「いや、やらないって…あのさ」 
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