70: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/11(土) 21:15:55.12 ID:KGmi80Q3O
「私としては君が幹部になるのは大いに歓迎だ。幹部に相応しい人だって今日会ってみて確信を得たよ…ん?どうしたんだい浮かない顔をして…」
僕は昇進の話には全く喜びを感じられなかった
何故なら僕は…僕は
71: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/11(土) 21:36:25.75 ID:KGmi80Q3O
「死を一人で背負うんじゃあない…君は自分に罰を与える必要もない。仲間の死の辛さは…私にも良くわかる」
ポルナレフは昔に思いを馳せるかのようにそう呟いた
遠く遠く離れてしまった昔の仲間に告げるかのように
72: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/11(土) 21:50:49.35 ID:KGmi80Q3O
「僕は幹部になる資格は…無いんです。あの時ボートに乗らなかった僕が、皆と同じ花道を進むことは出来ないんです…」
揺らめいていた紅茶はもう静かに止まった
「僕は僕の道を往く…恥知らずは散り去った花道を往くが宿命だから。いつかその道がまた交わる日が来るかもしれないから」
73: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/11(土) 22:05:18.42 ID:KGmi80Q3O
僕は彼を見て驚愕する
上げた掌には拳銃があったからだ
「……またパーティグッズですか…?」
74: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/11(土) 22:08:58.73 ID:KGmi80Q3O
【散り去った花道を往く者】完結です
微妙な終わりかもしれませんがお許しを…
最後まで読んでくれた方感謝です!
次は>>59さんのリクエストを書かせてもらいます!よろしくお願いします!
75:名無しNIPPER[sage]
2015/04/12(日) 00:53:06.63 ID:YNS+8/Pzo
荒木が掲示板にいるなんて…
76: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/12(日) 15:50:04.42 ID:/VFTeqXbO
【深紅の王の覇道】
辺りの壁は紅いペンキをぶちまけたかのように紅く染まっていた
「なんだお前は……何だ!?誰だ!?何のためにどうしてこんなことを!?命知らずの無鉄砲なガキが!」
77: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/12(日) 16:01:24.07 ID:/VFTeqXbO
「マフィアの館で抗争か……ひでぇなぁこりゃあ……」
新聞の記事を広げながらデスクの男はそう呟き、熱いコーヒーに舌を火傷させた
「そんなこと良いから仕事してくださいよ所長!」
78: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/12(日) 16:37:39.99 ID:/VFTeqXbO
「あのなぁヴィッコ君。…潰れる潰れると言っても何気にここの部署は残ってきたんだよ。だから今回も大丈夫大丈夫〜」
この脳内お花畑が…と思っていると誰かがドアを開けて入ってきた
「あっ…あのぉ…僕ここに配属されてきたんですけど…」
79: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/12(日) 16:55:10.22 ID:/VFTeqXbO
「左遷先…?」
新人はショックを受けたようだがこの程度でそんなことを気にしても仕方あるまい
「おうそうだ。左遷先であり常に潰れる筆頭がこの部署さ。こっちがこの部署の所長のジャン。俺はヴィッコ。君は?」
80: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/12(日) 18:55:34.08 ID:/VFTeqXbO
「で、今日の仕事って何なんです?」
「あーごほん。実はだな今回は報道部からこの事件について調べろとのことなんだ…」
ジャンが指したのは新聞の一面を飾っている内容だった。昨日起こった屋敷襲撃事件らしい
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