90: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/26(日) 06:31:54.49 ID:ZduRWNmY0
「くそッ!なんでこんなツイてねぇんだ!くそッ!くそッ!」
ボージョは横で泡吹いて気絶している
だがこのまま走り続ければ逃げ切るかもしれない。そう思った瞬間だった
91: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/26(日) 06:32:09.66 ID:aO3O3/sYO
「くそッ!なんでこんなツイてねぇんだ!くそッ!くそッ!」
ボージョは横で泡吹いて気絶している
だがこのまま走り続ければ逃げ切るかもしれない。そう思った瞬間だった
92: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/26(日) 06:37:25.85 ID:ZduRWNmY0
>>91は無しでお願いします
誠にすいません
93: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/26(日) 07:10:38.58 ID:ZduRWNmY0
夜中にも関わらず新聞社の一室は未だに電気がついていた。残業だろうか?彼はどっかりと椅子に座るとテレビをつけた
テレビのニュースキャスターは淡々とニュースを読み上げていた。どうやら車の事故らしいのだが同情の様子は一切ない
さっさと仕事を終わらせたいと言う不真面目な考えが見え見えだった
「本日昼頃に乗用車一台がガードレールを突き破り転落した事故で被害者は車は大破しており身元の判別は難しくなっているようです」
94: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/26(日) 07:23:08.67 ID:ZduRWNmY0
「どうやって落ち行く車から脱出したんだボージョ君?ヴィッコはどうした?」
月が雲に隠れその顔が露になった
今日転属させられたデニッパー・ボージョだった。彼の紫の髪が風に揺れた
95:名無しNIPPER[sage]
2015/04/26(日) 11:35:09.33 ID:YPUPItB/o
ヴィッコ死んだのか……南無
まさ普通の人間にはあの状況からの生還は無理だよなそりゃ
いい奴だったんだが
96: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/26(日) 19:16:19.04 ID:ZduRWNmY0
水を打ったかのように静けさが辺りを包み込む
互いに人形のように沈黙し続ける
「とぉるるるるるん」
97: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/26(日) 19:41:37.67 ID:W7VgVPa0O
「可愛いドッピオ…私だ…私はもうお前の側にいる。私が行こう。ソイツは私が始末する」
「わかりました…お待ちしていますボス」
ボージョの右目が明後日の方向に行ったと思えば別の人間の目のようになっていた
98: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/26(日) 23:12:54.69 ID:/iY5jZ3xO
そこにいたのは最早別人だった
あのひ弱そうなボージョはもう既にいなかった
「貴様の組織は私が貰い受けよう。有効に使ってやる」
99: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/26(日) 23:22:00.21 ID:/iY5jZ3xO
【深紅の王の覇道】完結です!
長々と時間かけてしまいすいませんでした
小ネタですがデニッパー・ボージョは
DENIPPER VOGIO→VINEGAR DOPPIO
ヴィネガー・ドッピオと、英語に直すとアナグラムになってたわけです。ハイ
100:名無しNIPPER[sage]
2015/04/27(月) 02:45:15.31 ID:EWPX4RFxo
乙
組織の部下に名前を隠したばかりに乗っ取られることになったのかこれは
そうするとディアボロ自身も同じようなことされたと思うと因果応報を思わざるを得ない
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