過去ログ - 勇者「腹部に短剣が刺さり、そのまま絶頂した」【R-18】
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50: ◆FLVUV.9phY[saga]
2015/04/04(土) 08:17:01.50 ID:sFCa58X9o

「《命は停滞する》」

 魔女はもう一度、呪文を唱える。
 呼応するように溢れる血は停滞し、勇者の酷く不規則な呼吸も大人しくなっていく。

 激烈な痛みと驚き、体内の血が失われることによる意識の白濁。
 そして、最愛の人に殺されるという状況から生じる如何ともし難い奇妙な幸福感。

 勇者の精神は圧搾されて、目の前にいる魔女という存在以外の全てが抜け落ちる。

(魔女、魔女……っ、)

「勇者、ほらダメじゃない、仰向けになって、ね?」

 朦朧とした意識の中に魔女という、甘く優しい全てが滑り込み、前後不覚のまま頷く。

 魔女の柔らかい手が勇者の体を抱き起こし、そのまま仰向けに寝かされなおす。


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