過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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110: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:57:48.26 ID:NGKYIe+ko

(あとはうちが仕事を終えればいいだけやなぁ)

 せっかく少しの間出来た暇で周子に東京案内をしてもらっていたのだが、とんだ休暇となってしまった。
 そんなことを思いながら再び目の前の封印に集中しようとする紗枝。





(……え!?)

 だが視界の端に捉えた光景に、おもわず紗枝は呪言を止めてしまいそうになった。
 実際周子の放った火球が破裂してからコンマ数秒しか経過しておらず、瞬き一回と言うほどではないが本当に一瞬の間である。
 周子の顔を照らす火炎はその場に残ったままであり、義手の女の姿はその炎の中であるはずだ。

 故に周子の背後の瓦礫から這い出てきた複数の黒鉄の義手はあまりにも唐突であった。
 それらは周子の背後を空中で停滞したまま指先を周子へと向ける。
 二の腕の部分から小型のミサイルが露出する。さらに腕からは小型の機銃が出現し、手のひらには何かしらの銃口らしき孔が開く。

 それらの銃口、すべての義手を合わせれば50はくだらない砲口はすべて周子の背に向かっている。
 紗枝はその様子をすべてスローモーションのように見ていたが、儀式の最中であるがゆえに周子に声をかけることが出来ない。



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