過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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125: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 02:14:42.99 ID:NGKYIe+ko


 時は少し戻り、周子と義手の女の戦闘が激化した頃合い。
 紗枝が周子の背後に漂う義手に気づいた少し後のことだ。

 この場から動くことも出来ない紗枝はそれをただじっくりと見守ることもできない。
 今の彼女は、想い人の友人であるこの少女を暴走させる『何か』を封印するだけであった。

(これしか、周子はんのためにできることはないしなぁ……)

 今すぐに周子に加勢したい気持ちもあるが、もしもこの少女、アーニャを放置してそれを行った場合次に周子の怒りを買うのは紗枝かもしれない。
 仮にそんなことになり、周子に嫌われてしまった場合紗枝にとってはこの世の終わりに等しい。

 だからこそ今は自分のできる限りで目の前の少女の中の『何か』を封印するしかなかった。
 それにだ。

(なんとなくやけど……この子をこのままにしたら、取り返しがつかなくなる……気がするわぁ)

 ただの直感に過ぎない思考であったが、占術的技能も備えた紗枝の直感はただの予感以上に『予期』に近い。



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