過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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◆6J9WcYpFe2
[sage]
2015/07/12(日) 13:24:05.75 ID:vQVvLUfg0
芳乃「でも、なんといいますかー」
ユウキ「はい?」
芳乃「とっても楽しそうに見えるのでしてー」
ユウキ「楽しい……ですかっ?」
芳乃「ええ、とっても楽しそうに語っておられましたゆえー」
ユウキ「そ、そうですか……」
芳乃「……いかがいたしましたでしょうかー?」
思い出すのは、未来での出来事。
確かに未来の世界でも、届けて楽しいと思えることはありました。
でも、それだけじゃないんですっ!
ユウキ「………」
芳乃「……ふむー」
私が運ぶのは、幸せだけだとは限らない。
確かに千枝ちゃんに話したことや、先ほどの人にファンレターのようなうれしい事を送るのも、私の仕事です。
ですが、悲しい事を運ぶことも、私の仕事なのです。
それは失恋の手紙だったりするのならば、悲しい事ではありますが、まだマシなのかもしれない。
……私が送る手紙一つで、悲しむ家族だって……
そう思っていた矢先、不意に頭をなでるような感触がしました。
ユウキ「ふえ……っ?」
芳乃「よしよし、なのでしてー」
その感触は、どこか優しかった。
芳乃「あなたの今までがどんなものだったかなど、私には知る由もありませぬー。
なれど少しでも、その暗い気持ちが安らぎますよう、おまじないをしてあげているのでしてー」
そのおまじないに意味なんてないのかもしれない。
けれどそれは、暗く沈んだ私の心を、優しく慰めてくれました。
そうされたら、落ち込んでなんて居られませんねっ
ユウキ「……ありがとうございますっ! おかげで元気が出ましたっ!」
芳乃「元気が一番なのでしてー。
その代わりと言ってはなんですがー。 もし、住むところを探しておられる方がおられましたら、このアパート○○を紹介してほしいのでしてー。」
ユウキ「……んー。 そんな人、滅多にいないと思うのですが……わかりましたっ!」
その後、管理人さんといろいろとお話をしました。
主に『ハートメールサービス』についての事とか、未来で送った手紙の事とか……。
そうして話をしていくうちに興味を持ったのか、『わたくしも文を送ってみたいのでしてー』といってきましたっ!
ですが、今は送る相手が思いつかないとのこと。 残念ですっ。
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