過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/04/22(水) 02:17:08.93 ID:HEFpIzrTo
「……でもまぁ、こういうのもちょっといいかも♪」
女がゆっくり拳を握ると、カチリカチリと音が鳴る。
金属製と思われる義手の指関節の駆動音であろうが、その無機質な音はアーニャの鼓膜にするりと入り込んできて心をざわつかせる。
「じゃあ本日の任務の、延長戦と行きましょうか」
静寂。まるでアーニャの高鳴っていた心臓はいきなり静まった。
それほどまでに、女は自然にアーニャへ向かって一歩を踏み出した。殺気も敵意もなく一歩、そして。
もう一歩。
アーニャがその一瞬まばたきをした瞬間に、女は目の前まで接近していた。
そして爆発するかの如くの殺気。アーニャは完全に反応が遅れてはいたが、反射的に両腕を前に構えて防御の姿勢を取った。
女は右の義手を真横に薙ぐ。刃物を使うでもなくただそれだけの動作であった。
(……あれ?)
その動作だけで、アーニャの両腕は肘から切り落とされ、目の前で重力に従って落ちていった。
それにアーニャはまるで反応できていない。一瞬で接近されたことでさえ、まだ理解しきれていないほどである。
「あっけな……」
女の退屈じみた呟きと共に、アーニャの両腕はぽとりと地面のコンクリに落ちる。
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