過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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49: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/22(水) 02:23:10.98 ID:HEFpIzrTo

「あ……れ?」

 蹴りによる遠心力の中心となるべき体を失った片足は女の後方へと勝手に飛んでいく。
 アーニャが視線を下げれば、先ほど繰り出した蹴りである脚は存在しない。
 先ほどの腿をなぞる所作。ただそれだけでアーニャの片足は切断されたのだ。

 ぐらりとバランスを崩したアーニャはその場に倒れる。
 その際にもなるべく距離を取るために、後ろ向きに反動を付けながら倒れ込むがあまり意味はないだろう。

「脚で……ダガーニスを?」

 ダガーニスは殺人術と言っても起源としては暗殺術に近い。
 その腕一本で、人を死に至らしめるために誕生した技術であった。
 そのために武術とは違い繊細で、精密な動きが必要となるのだ。

 当然、脚で行う技ではない。
 それを可能にしてしまえばもはや腕を刃にするだけの暗殺術などではなく、全身を刃物で武装した兵器そのものとなってしまうのだ。
 人一人を殺すだけにはあまりに過剰だったのだ。

「そりゃあ、腕で出来るんだから、足でも出来るでしょう?」

 それは一人の人間が持つには、あまりにも過剰な技術であった。



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