過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/01/16(土) 19:12:31.14 ID:Ah1rtJBzo
「ともかく、そうして生まれた人格こそ、今のアナスタシア。
任務のためならば無情にだってなれる。今ならば人を守るためにナイフを手に取ることさえ厭わないような少女は誕生した」
以下略
633
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/01/16(土) 19:13:36.58 ID:Ah1rtJBzo
「そうだな……キヨラ。
お前はなぜアナスタシアに注目していた?」
以下略
634
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/01/16(土) 19:15:06.65 ID:Ah1rtJBzo
側近である四大天使全員ですらこの事実を知らないということ。
誰にも悟られないように『全能神』がたった一人密かに手を下したことの重大さは明らかである。
「……ええ、そうですね。私は不安なのよ。
以下略
635
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/01/16(土) 19:15:49.45 ID:Ah1rtJBzo
そこまで言われて、清良は眼を見開き理解した。
だが同時に、想像できなかった。否、想像したくなかった。
「『神さま』でさえ封印するしかないなんて……そんなもの」
以下略
636
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/01/16(土) 19:16:57.92 ID:Ah1rtJBzo
「ああ……閉塞する世界、神さえ知れぬイレギュラー、滅びの三竜が一体。
無限円環竜『ウロボロス』。アナスタシアは魂として自我を持ったその力の欠片だ」
以下略
637
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/01/16(土) 19:18:08.98 ID:Ah1rtJBzo
「よ……要するに、どういうことにゃあ?」
やっと話に割り込むようにみくが喋る。
実際この場でまともに話についていけているのは清良だけであり、この話を聞いていた者はみく同様さっぱりであった。
以下略
638
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/01/16(土) 19:19:38.22 ID:Ah1rtJBzo
「さてと……アナスタシアの正体がわかったところで、悪い知らせ、というかそもそも俺がこの日本に来た理由だ。
昨日、アナスタシアの封印が完全に破られた」
以下略
639
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/01/16(土) 19:20:46.06 ID:Ah1rtJBzo
清良は隊長の話を聞いてそれが何なのかすぐに理解した。
魂の源泉にして、アナスタシアそのもの。
封印された『ウロボロス』を、心の奥底に封じ込んだ人格が発見するのは道理である。
以下略
640
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/01/16(土) 19:21:27.80 ID:Ah1rtJBzo
「なんて中の人格は思ったが、そんなことはなかった。
あろうことかアナスタシアはヒーローを始めた。
以下略
641
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/01/16(土) 19:22:35.12 ID:Ah1rtJBzo
「DIDはそんな簡単な病気ではないわ、みく。
主人格、副人格、混沌に近い精神は簡単に折り合いがつく問題ではないの」
以下略
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