過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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679: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2016/01/29(金) 02:14:32.97 ID:l35uEx/h0
李衣菜「その子、知り合い?」

ボルトを頭にはめ、帽子をかぶり直した李衣菜が、横から問う。

奈緒「うん、前に色々あって知り合った子なんだけど…」

みく「おさ、おさかな…かかかか…」

李衣菜「…大丈夫…じゃなさそうだね」

うつ伏せに倒れていた彼女をとりあえず仰向きに寝かせるように体勢を変えてやると、虚ろな目でよくわからないことを言い続けている。

みく「くるにゃぁ…さかかかか…かっ、かつうぉ…」

奈緒「おい、しっかりしろ!魚なんていないだろ!」

李衣菜「うーん…とりあえず見えるところに怪我は無いね…」

奈緒「それ以前に正気を失ってるよ!?」

李衣菜「そうだけど、あのカースがどういうカースか手がかりがないかなぁって。外傷は無いから…」

みく「にゃぁぁぁ…」

奈緒「幻覚か何かかはわかんないけど…こういう感じで精神に干渉するのは初めて見るよな?症状が今までの七つのカテゴリーには当てはまらなそうだし」

李衣菜「そうだね…偶然生まれた個体ならまだしも、同じ力を持ったカースがいたらヤバイだろうし…戻らないならこの子を検査しなきゃなんじゃないかな…」

みく「にゃっ、にゃああああ!!」

李衣菜「!」

二人で話していると突然、寝かせていたみくが飛び起き、叫びながら李衣菜に跳びかかった。

みく「ふーっ!ふーっ!」

李衣菜「お、落ち着きなよ…」

目を見れば明らかにまだ正気ではない。狂乱のあまり全てが敵にでも見えているのだろうか。

素早く対処した方がいいと機械的なほど冷静に判断した李衣菜は、微弱な威力の放電をみくに行った。

李衣菜「…ちょっと、ビリっとするよ」

みく「にゃぁぁ!?」


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