過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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◆lhyaSqoHV6
[sagasage]
2016/02/07(日) 07:07:58.68 ID:ARR+iEHZo
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海賊機の編隊は程なくして、襲撃者と会敵した。
『目標捕捉!速いぞ!』
『機種照合中……該当あり!』
各々が確認した情報を報告し合う。
『……なんだこりゃ、グランスミラージュ? 聞いたことねえ機体だ』
『構やしねえ、たった一機でナメやがって……叩き落としてやる!』
「一機であればこそ油断するな! 勝算もなく向かってくることはあるまい!」
指揮官は逸る部下を諌める。
再度宙域内をスキャンにかけたが、やはり現在補足している一機以外は敵性存在は確認出来なかった。
自分達に単騎で喧嘩を吹っ掛けてくる相手が居るとすれば、とんでもない愚か者か、
あるいはその逆──とてつもない実力者のどちらかだろう。
いずれにせよ、楽観視はすべきではない。
『気負い過ぎるなよ、ビーム兵器相手ならやられる要素なんてどこにm──』
典型的な慢心台詞を吐いた海賊は、次の瞬間には爆散していた。
『な、なんだと!?』
その光景を目の当たりにした他の海賊に動揺が広がる。
『今のは……実体弾か!?』
『ふざけんなよオイ! なんでそんなモン積んでやがる!?』
「落ち着けと言っている! 食らわなければなんとやらだ!」
『クソがぁ! やってやる! やってやるぞッ!』
破れかぶれか、海賊の一機が襲撃者に突撃する。
「馬鹿野郎! 不用意に突っ込むんじゃあない!」
『ぐわぁっ!!』
指揮官の制止も空しく、迂闊な動きを見せた海賊機は即座に撃墜されてしまった。
断末魔の後僅かなノイズと共に通信は途絶え、編隊内の機体稼働状況を示す一覧にオフラインアイコンが増える。
「(超長距離からの不意打ちに続き実体弾によるこちらの防御の無効化……初動から完全に相手のペースに乗せられてしまっている)」
「(状況を仕切りなおさねば被害が増える一方だ)」
「各機! 単独で動くな! 僚機と合流しろ!」
「数ではこちらが上だ! いいか、囲い込んで封殺するぞ!」
『り、了解!』
指揮官の指示により、海賊達は多少のまとまりを見せるようになった。
「(よし、ここから反撃を始める……ッ!)」
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