過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/04/24(金) 01:43:32.27 ID:NGKYIe+ko
それでもなお本能で立ち上がろうとするアーニャ。
もはや三半規管さえ麻痺しているにもかかわらず、ただ目の前の敵を殺すために立ち上がろうとする。
「フフン」
よろめきながらも立ち上がろうとするアーニャに対して、鼻歌混じりの義手の女は駄目押しと言わんばかりにつま先を腹に叩き込む。
サッカーボールでも蹴ったかのように数回バウンドしながらアーニャは瓦礫の山に埋もれるように突っ込んだ。
「やっぱり持って帰るのもアリね。でも手土産に持って帰ろうにも、どうやって捕獲しようかしら?」
すでに勝敗は決したと言わんばかりに、唇に指先を当てながらそんなことを言う義手の女。
「あの自己再生を一時的にでも封じ込めれば楽に運搬できそうなのだけれど……」
買い与えられたおもちゃを持って帰る子供のような無邪気な笑みを浮かべる。
事実彼女は運搬方法以上に、持って帰った後のことに思考の比重が傾いていた。
「ガアアアаааааааааааааааааааа!!」
そんなことを考えているうちにアーニャを飲み込んだ瓦礫の山が、翼によって跳ね除けられる。
四つ這いになり獣のように女の方を睨み付けるアーニャの姿は、すでに完全に回復したのか外傷は存在しない。
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