過去ログ - 千早「weepin in the rain」
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5:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 15:22:42.96 ID:pxNEB4omO
−−だけど。

いつからだろう。

これまで快進撃を続けていたはずの千早が、伸び悩むようになったのは。
以下略



6:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 15:24:42.60 ID:pxNEB4omO
そして、あの日……

あの日も今日のように、雨が降っていた。

「プロデューサー、話って何ですか?」
以下略



7:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 15:43:32.03 ID:pxNEB4omO
「……千早」

「俺はもう、千早にはついていけないよ」

「えっ……?」
以下略



8:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 15:48:51.70 ID:pxNEB4omO
「な、何を言うんですか・・これじゃまるで……」

「多分、千早が考えている通りで間違いないと思う。これは別れ話だ」

「っ……」
以下略



9:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 15:50:56.82 ID:pxNEB4omO
切り出してしまった話は、もう取り消せない。

ましてや、こんな話なら。

「なぜです・・私に悪いところがあるなら直します!だからそんなこと」
以下略



10:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 15:52:01.47 ID:pxNEB4omO
「俺じゃもう、千早には釣り合わないんだよ」

「だからもう……」

「嫌っ……!嫌です!」
以下略



11:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 15:54:17.43 ID:pxNEB4omO
千早の行動からは、『俺から離れたくない』……そんな意思が感じられた。

彼女の寂しさを感じたからか、俺はその腕を振りほどくこともできず、ただ彼女の瞳を見つめ続けることしかできなかった。

「そんなこと言わないで下さい!私には、あなたが必要なんです!」
以下略



12:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 15:55:30.45 ID:pxNEB4omO
「お願い、します……私を、見捨てないで下さい……」




以下略



13:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 16:08:16.49 ID:pxNEB4omO
それだけ言うと、千早はその場で泣き崩れた。

−−俺たちは、あまりにもお互いを傷つけすぎた。

全ての原因は、俺にある。
以下略



14:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 16:10:12.98 ID:pxNEB4omO
辛くて、苦しくて。俺の目からも、涙が溢れた。

降り続く雨の中、俺たちはひたすら涙を流し続けた。

千早の目に映る雨粒もまた、光り輝く蛍のようで。
以下略



15:Zero/ ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2015/04/04(土) 16:11:16.01 ID:pxNEB4omO
ただ俺は千早をトップにしてやりたかっただけなのに。千早を心から大切に思っていたのに。

……なんでこうならなければならなかったんだろう。

俺にもっと力があれば。
以下略



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