過去ログ - 「竜と友達になる魔法だけが存在していた」
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47:名無しNIPPER[saga]
2015/05/10(日) 12:30:34.16 ID:SshG4AoZ0

母「あーナオキ!お帰り!」

少年「あ、お父さん聞いて聞いて聞いて聞いて!!」


家の中ではハートが具現化するほどの幸せが溢れていて、お父さんは少し面喰いました。

どうしたというのだろう、と思う間もなく息子の嬉しそうな報告。


少年「ドライヴがさ!!」


ああ。

お父さんは違和感を感じました。


ハルがずっと修行していたドライヴ。

その成功をテトが喜ばないはずがありません。


彼のドラゴンだって、どんなに心待ちにしていたか分からないのですから。

自分の息子と大空を飛ぶことを。


幸いにも風に愛された自分はかつて、テトと飛び回りながらいつもその話をしていました。

ハルのお母さん、ニコが、ハルを身ごもった時の事。


ナオキの子どもはきっとすごい風使いになる。

ああ、きっとそうなる。

楽しみだなぁ、私はキミの子どもと、君より高いところまで飛べるかもしれないんだ。


ナオキ、君は偉大な風使いだ。

いずれそうなる訳じゃなくて、既に君は高みへ跳ぶ権利を手にしている。

私は嬉しいんだよ。

君という風使いと、そして、生まれてくる子どもを愛せることに、空を共に飛べることに。


そのテトが喜んでいない。

何かあったな。


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