過去ログ - クルーテオjr「スレイン卿www今どんな気持ちかなwwww」
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6:名無しNIPPER[saga]
2015/04/05(日) 23:42:29.55 ID:aU+fHQfN0
どのような罵倒も軽蔑も甘受する心持ちで待つスレインに返答は静かだった。


伊奈帆「箕国起助。この名前を一生覚えていろ。僕から言えるのはそれだけだ、スレイン」

スレイン「……わかった」

伊奈帆「それから、彼を殺したのは君じゃない。手を離してしまった僕だ」

ユキ姉「ナオくん……」

韻子「伊奈帆……」


伊奈帆「僕もたくさん殺した。君を非難などする資格はない。それは独りで考えるべき問題だ」

スレイン「その通りだったな。ありがとう、塀の中から、君たちと姫の幸せを祈ろう」


言いながら、腰を浮かすスレインに

伊奈帆「もう行くのか」

スレイン「ああ、世話になった」

伊奈帆「スレイン」

スレイン「何だ」

伊奈帆「独りで背負いきれなくなったと思う日は電話しろ。君は僕の友達だ」


相変わらず微表情な友にふっとスレインは笑みを返す。


スレイン「そうだな。そうするよ、伊奈帆」

ユキ姉「どうか、健やかにね」

スレイン「ありがとうございます。どうか、お元気で」


片手を上げ去るスレインを一同は見送った。

そっけない割に友思いな男は幼馴染でもその心中は測れないことも多々あるのだが、


韻子「ねえ、伊奈帆。あんたも背負いきれないときはあたしに…打ち明けたっていいんだよ?」

伊奈帆「え。何か言った、韻子」


どうやら相当スレインのことを案じているようだった弟に姉は肘鉄を食らわした。





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