過去ログ - 吹雪「ビーダマン、ですか?」【艦これ】
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73: ◆7ekwL0V8mo[saga]
2015/04/19(日) 17:48:16.29 ID:VOLGeVjM0
瑞鶴「いつまで落ち込んでるのよ! いいからシャキッとする!」

吹雪「ううー……」

金剛「なんでも、ブッキーのゴールデンビーダマンは鎮守府でもとーっても少ないらしいデース、レアなんだから、胸を張った方がイイのにネー?」

加賀「そうね。むしろ駆逐艦ならそっちの方が個性的でいいと思うけど」

吹雪「みなさんは駆逐艦の、大火力への憧れを知らないんですよぅ……」

励ましにもため息を漏らす吹雪に、思わず大井でさえ肩を竦めてしまう。

実際、彼女達はカーブショットの特異性を高く評価しているのだが、確かに駆逐艦たちにはパワーショットを望む声が多い。

どうしたものかと考えを巡らすが、結局今の今まで名案は浮かばず、今の吹雪の状態に到っているのだった。

北上「それならさー、今度の演習の時に島とか挟んでみるのはどう?」

吹雪「島、ですか?」

北上「そうそう。今までは障害物の無い場所でしか演習してないでしょ。だからあえて障害物のあるところで金ぴかの有用性を確かめてみるわけ」

なるほど、と面々から感心した声が響く。

確かに現状では、カーブショットは奇襲にも使えず、敵の足を止めるにも威力が足りない有り様だ、

それを障害物を設け、カーブの強みを生かすことが出来れば。吹雪の目にどんどん輝きが灯りだしていく。

吹雪「そ、それですっ! 吹雪、頑張ります!」

金剛「OKデース! なら、今からテートクに言って演習許可を――」

善は急げ。執務室へ走り出そうとして金剛を、しかし、一つの放送が呼び止める。


『こちら長門、鎮守府近海に敵駆逐艦が出現した。第五遊撃部隊は至急出撃せよ。繰り返す――』


加賀「……また今度、ということね」

瑞鶴「ま、とりあえず行きましょ」

吹雪「はぁい……」

しょんぼり。落ち込む吹雪の姿はこの所、よく見る姿の一つだった。



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