過去ログ - 比企谷 「やはりとある魔術の友達が少ないソードアートオンラインは間違っている?」
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171: ◆yiZ/LqHGdM[sage saga]
2015/05/09(土) 19:02:59.51 ID:A4OvEbed0
 ヒキガヤこと比企谷八幡はゆっくりと身をひそめるようにして街の外周部から北に向かっていた。

比企谷(こっからならモンスターの軍勢の後方に回り込めるはずだ。ボスは合計5体。そいつらを倒せばこの戦いはいち早く終了する。それも犠牲が少なくな。そして前衛の部隊の負担を少しでも軽減するために敵の部隊を北から東か西に流す。 あとは前衛部隊に頑張ってもらって俺がひきつけた敵は後方部隊も含んだ残存戦力で叩きのめす。それだけだ)

比企谷(これが俺の長年の苦労によって見い出せたスキル・ステルスヒッキー)

 彼はこんなことを思っているが実際はそんなスキルはなく、ただ単にスキル熟練度が高い隠蔽スキルである。

 プラスαで彼のもともとのプレイヤーとしての影の薄さが効いている感じだろうか。
   
 ドンッと何かとぶつかる音がした。

 

 
 もしプレイヤーなら比企谷が見えていなかったはずので仕方がないだろう。

小鷹「あ、悪い」


 だが生憎にもぶつかった者同士は知り合いだった。

比企谷「おまえ、なんでこんなところに……」

小鷹「お前こそ。なんでこんなとこにいるんだよ」

二人が言い合っているとさらに近くの通路からツンツン頭の少年が現れる。

上条「おいおい、コダカ。もうちょっと慎重に進めよ。って、なんでヒキガヤがここにいるんだ?」

比企谷「それはこっちのセリフだっつーの」

小鷹「俺たちは二人でモンスターの裏を取って早々にボスを倒そうと思ってたんだよ」

比企谷(なんだ。こいつらもさして変わらないのかよ)

上条「お前もか? 考えることはみんな一緒ってわけだな」

比企谷「さっきすごい音がしたからもう戦闘は始まってると思う」

小鷹「だな」

上条「ボスモンスターのところまではまだ結構あるかもな。音がまだ遠いし」

小鷹「はぁ。結局こうなるのか」

上条「慎重に。かつ素早く回り込むぞ。準備はいいな?」

比企谷「分かってる」

小鷹「索敵なら任せとけ。多分俺が一番スキル上がってるから」


 三人はいずれも案外似た者同士だったのかもしれない。

 こうして一人が三人に増えてボスのもとへ向かった。

アリス「まずは東西南のフィールドボスからね」

 金髪の少女も比企谷より高い熟練度の隠蔽スキルを使って駆けていく。




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