過去ログ - 比企谷 「やはりとある魔術の友達が少ないソードアートオンラインは間違っている?」
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270: ◆yiZ/LqHGdM[sage saga]
2015/06/27(土) 10:10:29.89 ID:Mmb7/Azo0
小鷹「確かに、こんな世界は必要ないかもしれない」

 その言葉を聞いて、アドミニストレータの口元がかすかに微笑んだ気がした。

小鷹「でも俺の世界はここじゃない。そう、この世界は俺の世界じゃないんだよ。きっとお前が見せている偽物みたいなものなんだろう?」

 その瞬間、アドミニストレータの顔からあらゆる表情が消えた。

アドミニストレータ「…………どこで気づいた?」

小鷹「ほう。貴様こそいい加減気づいたらどうじゃ」

アドミニストレータ「……どういうことかしら?」

 小鷹の体がブレた気がした。

 いや、それにとどまらず半透明になり、やがて一人の賢者めいたローブを纏った少女に形を変える。

アドミニストレータ「なるほど。あなたがすり替わっていたということね。カーディナルのおちびちゃん」

カーディナル「相変わらず理解が早いな。本物のコダカはすでに目覚めているだろう。そもそもコダカ自身にこの精神攻撃が効くかは謎だがな。それよりも、本来行ってはいけないはずのプレイヤーへの直接干渉。罰は受けてもらうぞ」

アドミニストレータ「罰? ふふふっ。誰が私に罰を課すのかしらね? この世界の神であるはずの私に」

 アドミニストレータの周囲にいくつもの武具が形成される。

 あるものは剣の形をとり、あるものは槍の形をとり、あるものは戦斧の形をとる。

 驚くべきはそのすべてが最高ランクの武具であることか。

 もしくは数の概念を通り越して無数に展開するその有様か。

 アリスのサウザントに似ているがそれをはるかに上回る圧倒的力。

カーディナル「ふむ。わしの今の権限では貴様を倒すことは不可能じゃろうな。だが、この場は引いてもらおう」

アドミニストレータ「……なに?」

 直後だった。

 唐突に、『夢』の世界が崩壊した。


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