過去ログ - 比企谷 「やはりとある魔術の友達が少ないソードアートオンラインは間違っている?」
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◆yiZ/LqHGdM
[sage saga]
2015/04/12(日) 20:25:36.58 ID:Cwk7kNYr0
他の女性陣と違って、フードやマントなどを身に着けずにいる由比ヶ浜は頬をふくらましながら呟く。
「ちょっとやな感じ。それじゃーまるで、ベータテスターの人達みんながみんな悪者みたいじゃん」
「まあ、まて由比ヶ浜」
由比ヶ浜が立ってキバオウに反論しようとしたことに気づいた比企谷は手を横に伸ばし由比ヶ浜に制止を促す。
「発言いいか?」
一人のプレイヤーが手をあげ立ち上がる。
黒人系のスキンヘッドが特徴的なその巨漢はキバオウの目の前に来て尋ねる。
「俺の名前はエギルだ。キバオウさんアンタの言いたいことはつまり、元ベータテスターが面倒を見なかったからビギナーがたくさん死んだ。謝罪賠償しろ。そういうことだな?」
「そ、そうや」
キバオウがそう答えるとエギルはポケットから革製のメモ帳のようなものを取り出した。
そしてそれを掲示して言う。
「このガイドブック。アンタももらっただろう? 道具屋で無料配布されているからな」
「も、もらたで。それがなんや」
そのやり取りを見て、小鷹はささやき声で星奈に尋ねた。
「あんなの貰ったけ?」
「夜空のバカが配ってくれたじゃない。もしかしてなくしたの?」
「……すまん」
そして、エギルはキバオウに告げる。
先ほどのキバオウの言葉を否定するように。
「配布していったのは……元ベータテスターたちだ」
「……ッ!!」
巨漢のプレイヤー、エギルは続ける。
「いいか、情報は誰にでも手に入れられたんだ。なのにたくさんのプレイヤーが死んだ。その失敗を踏まえて、俺たちはどうボスに挑むべきなのか、それがこの場で論議されると、俺は思っていたんだがな」
「そ、そうだな」
「そのとおりだ」
会場内にエギルの言葉への賛成の声があがる。
「〜〜〜〜。フンッ!」
キバオウは大人しく地下場の階段状の席に座る。
どうやら言いたいことはもうないようだ。
エギルもキバオウの隣に座るとディアベルが話を再開する。
「ボスの情報だが。実は先ほど、例のガイドブックの最新版が配布された」
その発言にまたしてもざわめきが起きる。
「それによるとボスの名前は、イルファング・ザ・コボルトロード。それと、ルイン・コボルト・センチネルという取り巻きがいる。ボスの武器は斧とバックラー、四段あるHPバーの最後の一段が赤くなると曲刀カテゴリのタルワールに武器を持ち変える」
「攻撃パターンも変化するということね」
雪ノ下が補足するように呟いた。
ディアベルはガイドブックを閉じるとチームの編成に移ろうとする。
「アイテム分配についてだが金は全員で自動均等割り。経験値はモンスターを倒したパーティーのもの。アイテムはゲットした人のものとする。異論はないかな? では、チームの役割と班号を決めるから、それぞれパーティーごとに集まってくれ」
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