11: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2015/04/07(火) 14:23:53.51 ID:JElJmErD0
仕事中の彼女は、それはそれはプロフェッショナルで。いつでも真剣で、手を抜くことはない。
それが評価され、今や冠番組も持っているくらいだ。事務所のトップの一角、それは間違いない。
こなた、プライベートのときはこんな感じで、実に大人げない。
まあ、彼女といるとこれが日常なのだろうなあ、と。半ばあきらめの心境だ。
いやはや、飽きないねえ。楓さんといると。
「ほらほら、目が回っちゃいますから。その辺で」
俺はがしりと椅子をつかみ、彼女を止めた。
「……そうだ」
楓さんはなにかを思いつき、俺に提案する。
「今日は一日、Pさんのアシスタントになります」
楓さんは左手で挙手すると、嬉しそうにそう言った。
「アシスタント?」
「はい。アシスタント、です」
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