過去ログ - モバP「桃華が……倒れた?」
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103: ◆sXMLNpttdw[saga]
2015/05/24(日) 22:24:02.23 ID:oTtoOkGR0

 その後。
 わたしが落ち着くまで、それからさらに30分くらいの間。
 彼はずっと、わたしの背中を支えてくれていて。
 
 後は彼が言った通り、わたしがあのティアラのことについて何も問われることはなくて。
 そればかりか、休むための場所として彼の部屋を使わせてもらえることになって。
 
 彼の肩を借りて、半円形の玄関ホールの壁に沿って左右から降りている階段を登った。
 ホールを見渡せる吹き抜けの廊下を右へ曲がって、一番端の部屋へ。
 
 古風な作りの建物に見合った、洋風の大きな部屋。
 どこか安心感を覚えるその部屋の中。
 天蓋付きの大きなベッドに寝かされたわたしは、まもなく眠りに落ちたのでした。



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