過去ログ - 遊矢「旅立ちの前夜に」
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14: ◆RgbN3UL7FV4p[saga]
2015/04/09(木) 16:08:55.44 ID:UzhohkI0o
私たちは同じ理由でここに来ていたようだ。
その後、しばらくはとめどない話をした。とは言っても、話題を振るのはもっぱら私の方。
私が知らなかったスタンダードの――この舞網の街のいろいろなもの。
あの狭い島に居たままだったら…決して知ることは出来なかっただろう広い世界。
そして…この気持ち。

セレナ「…柚子のことは、すまなかった」

話に間が空いてしまったタイミングで、私はずっと気にしていたことをぶつけてみた。

遊矢「違う、君のせいじゃない! 柚子が、自分でそうして欲しいといったんだろ?」

セレナ「確かにその通りだが…」

遊矢は一瞬顔を伏せ…。そして、顔を上げた。

遊矢「なら、いいんだ。セレナがここにいることは柚子が願ったとおりでもあるんだから」

…その言葉は、きっと嘘偽りのない、遊矢の本音だったのだろう。
しかし、その表情は…やはり無理をして作った笑みで。
やめてくれ…その表情は、私に効く。


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