過去ログ - 睦月「私は最強だー!」 上城睦月「艦娘?」
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12: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/09(木) 18:51:27.33 ID:JrWdd+YU0

まずい。レンゲルが焦りだしたその時だった。

何処からか、光の矢が放たれ、深海棲艦の目に命中した。

「ウェアァァッッ!!」

黒い戦士が現れた。仮面ライダーカリスだった。その隣には緑色の不気味なバッタのような怪物もいた。ただ、こちらを襲ってこないとこから見て、どうやら敵ではないらしい。
「上城、お前は先に行け・・・!」黒いライダー・カリスはレンゲルにある物を手渡す。

プロペラのついたトンボの描かれたカードと、黒い箱のような機械・ラウズアブゾーバーだった。

「相川さん、なぜここに!?」

「説明してる暇はない。さっさと行け・・・!」

「・・・ありがとうございます!」

レンゲルは睦月を抱きかかえたまま、トンボのカードをレンゲルラウザーのカードリーダー部分に読み込ませる。

『Float』


その瞬間レンゲルにトンボの力が宿り、睦月とレンゲルは浮き上がった。

「えっ、えぇぇぇぇぇっ!?」

驚く睦月の声が夜の港に響く。そのまま彼方へと飛び去る二人を確認した後、カリスはル級に向き直った。

「行くぞ、風祭真・・・」
緑色のバッタの怪物、いや、善の心を持ちし戦士・仮面ライダーシンは黙って頷く。

カマキリとバッタの仮面ライダーは、深海棲鬼にその鋭い刃で立ち向かっていった。

二体の刃がル級の腹部を切り裂く。ル級は痛みに呻き、悲鳴をあげる。

その隙にカリスは飛び上がり、アンモナイトのような巻貝と鷹の描かれしカードを、弓矢のカードリーダーに読み込ませた。

『Drill,Tornaid,Spiningattack』

次の瞬間、カリスは竜巻に包まれて浮き上がり、回転しながらドリルキックを浴びせた。ル級はろくな反撃もできず技を喰らい、爆散した。



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