過去ログ - 睦月「私は最強だー!」 上城睦月「艦娘?」
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31: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/09(木) 19:35:58.95 ID:cS0jGbng0

「上城さんの言ってた優しい怪物さん達って、あなた達だったんですね!」と睦月。

恐ろしい外見だったが、彼女はこの怪物たちの中に秘められた優しさを実感していた。

「変なもんだなぁ・・・、人間に褒められちまうなんて・・・」

「グズグズしてる暇はない、行こうか・・・」

「はい!」

レンゲルと睦月、そして三体のアンデッド達は先に進もうと動き出した。

「ケルベロスMkUが倒れるとは・・・、やるねぇ・・・!」

一方、タナカは自らの配下があっけなく倒れたにも関わらず、悠々としていた。

「タナカ、諦めろ!」

「我らの誇りを傷つけた罪、償ってもらうぞ!」タイガーアンデッドが爪を研ぎ、タナカに詰め寄ってゆく。

「ふふ・・・、切り札は最後まで取っておくものだよ!」
タナカは慌てた様子もなく、指をパチンと鳴らす。すると、何処からか財団Xの兵士が現れ、蒼いメモリを取り出してその逞しい胸板に突き刺す。

『Ocean!』

次の瞬間、兵士は大量の海水に包まれ、巨大なクジラの怪物となって空に浮かんだ。その身体にはフジツボのような砲塔が無数に張り付いていた。

「行け、オーシャン・ドーパント!」

主の命令に従い、オーシャン・ドーパントは砲塔にエネルギーを充填する。

「くっ・・・!」

これまでか・・・。レンゲルは一斉掃射に死を覚悟した。睦月を庇いうずくまるが、恐らくそれも無駄に終わるだろう。

砲撃音が次々と打ち出されてゆく。



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