23:名無しNIPPER
2015/04/11(土) 22:09:15.76 ID:gC6OIYV/0
どのくらい走ったかわからない。曙はその場に膝を抱えて座り込んだ。
「馬っ鹿みたい…あたしだけ舞い上がっちゃって…」
自分だけが舞い上がってたのだ。陽炎に一人だけ誘われて、自分が陽炎の特別になったつもりだった。それでも、陽炎の心にはいつも不知火がいたのだ。
「知ってたはずじゃない…家族って言って…」
「呉からの、あたしなんかよりずっと長い付き合いだもん…」
「ひぐ…ひぐっ…っ…うっ…!」
涙が止まらなかった。
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