186:名無しNIPPER
2015/04/20(月) 20:45:48.44 ID:zRQPpM15O
少しして。
希「おまたせ、真姫ちゃん」
希が戻ってきた。
もうすっかりいつもの落ち着いた希で、さっきまで全力階段ダッシュをしていたとは思えない。
真姫「なにしに行ったのよ?」
こちらは息を整えながら聞く。
すると、
希「これを取りに行ってたんよ」
私の質問に、希は手に持っていたものを私の方に差し出した。
これって……。
真姫「……おみくじ?」
希「そうやね♪」
笑顔で頷く希。
……なんで、おみくじ?
まぁ、持ってきたってことは引けってことなんでしょうけど……。
真姫「……私、こういうの信じないって言ったことあるわよね?」
希「あれ? そうやったっけ?」
首を捻る希。
……わざとらしい。
真姫「私、神様とか信じてないし」
希「サンタさんは信じてたのに?」
真姫「う、うるさいわねっ!」
あの頃の私は純粋だったのよ!
なんて、自己弁護をする。
そんな真っ赤になる私を見て、希はニシシと笑った。
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