過去ログ - 真姫「私だけの」
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210:名無しNIPPER
2015/04/22(水) 21:51:49.02 ID:IR8szYFoO


真姫「なにっ、それ……意味っ……はぁはぁ……わかんないっ」


息を整えながら、そう返す。
私の様子が可笑しかったのか、彼女はクスクスと笑った後、水を差し出してきた。


ツバサ「飲みかけだけど、いる?」


いらないわよ。
せっかくの好意ではあるけれど、遠慮と拒否の意を込めて断った。

すると、彼女は、


ツバサ「やっぱり?」


そう言って、また、笑った。
まるでその答えを予想していたみたいで、少しむっとする。


真姫「……っ、からかっているんですか?」


半目で睨むようにしながら、そう聞いた。
けれど、彼女は違う違うと笑う。
今度は少しだけ困ったように。

それから、こう言った。


ツバサ「やっぱり真姫さんが『彼女』のことを想っているのは、本当だったのね」

真姫「……」




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