過去ログ - P「伊織か?」伊織「お兄様!?」 Re:
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329: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/18(土) 20:13:59.50 ID:bGfeJTyV0
移籍時に社長に負担してもらって引っ越した、わりと大きめのマンションだ。

ペットもオーケーらしい。

まったく社長の人脈は一体どうなっているのか見当もつかない。

P「俺の言葉には耳も貸さないだろうからな……四条、頼んだ」

貴音「わかりました」

四条はボタンを押す。

軽快なチャイム音が心地いいと思ったのか、四条はもう一度鳴らそうとする。

P「いや、一回でいいから」

止めると、いけずですね、と一言残念そうに四条は言う。

しばらくして我那覇が顔を見せる。

響「……貴音? ……!!」

俺を認識した我那覇は急いでドアを閉めようとするが……。

貴音「響、待ちなさい!」

その声で我那覇は止まる。

響「貴音……何で……?」

絶句する我那覇。

裏切られたという感覚に支配されている。

響「酷いっ! 信じてたのに! 自分はそんなことしてまでお仕事したくない!」

貴音「落ち着いてください、響。私たちは友達です。響にそんなことはさせません」

思い込みというのは厄介だ。

響「信じられないよっ! 帰って! 自分はもういいっ! 仕事なくてもいい!!」

自分の判断が正しいと思い込んでしまえば、なかなかひっくり返すことはできない。

テストとかでもよくある。

これが答えに違いないと思い込んでしまうと、結果、間違いだとしてもそれを認めようとしなかったり……。

だが、四条は引かなかった。



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