過去ログ - P「伊織か?」伊織「お兄様!?」 Re:
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423: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:17:34.10 ID:Uu68IzgT0
……何事も無く朝だ。

俺は普通に朝の支度をしていつも通りスーツを着る。

昨日は適当にしまったもんだから、しわがちょっと気になる。
以下略



424: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:18:04.55 ID:Uu68IzgT0
数日後……。

俺はまだ以前の雰囲気を取り戻せないでいた。

春香と真、真美と会う機会がない。
以下略



425: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:18:35.78 ID:Uu68IzgT0
春香「……私、アイドルになれたらもっとみんなを笑顔にさせられるものだと思ってた」

声から少し悲痛な響きが伝わる。

春香「でも私、一番身近な人を笑顔にできてない……プロデューサーさん、私がオーディションに落選した時、いっつも辛そうな顔して、謝るんだよ」
以下略



426: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:19:14.28 ID:Uu68IzgT0
P「アイドル辞められると、一番悲しい……」

思ってることを素直に告げた。

P「あと、そのことで謝ろうと思ってた」
以下略



427: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:19:43.09 ID:Uu68IzgT0
P「ごめん。最初から焦る必要はなかったんだよな……。ゆっくり進んでいこう。一緒に……」

肩を震わせる三人をまとめて抱く。

俺の頬を伝う滴はどういうわけで流れるのか、考えてもわからなかった。
以下略



428: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:20:14.15 ID:Uu68IzgT0
P「何か食べに行こうか」

お祝いといえば、食事以外になかなか思いつかない俺である。

真「そうですね。あと記念なら形に残るものがいいな」
以下略



429: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:20:42.71 ID:Uu68IzgT0
これが幸せか……と適当なことを思うのだったが、周りからの視線が痛い。

ニヤニヤ見ている女性グループもいれば、怪しそうに見てくるカップルの客。

羨ましそうに、もとい嫉妬を露わにして見てくる男性スタッフ。
以下略



430: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:21:37.15 ID:Uu68IzgT0
P「そのプリクラってどこにあるの?」

真美「ゲーセンとかにあるよー」

P「そのゲーセンとかいうのも行ったことない……」
以下略



431: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:22:03.76 ID:Uu68IzgT0
みんなに見られてる中で書くのは恥ずかしかったが、三人とも優しく笑ってくれたから、まあいいか。

ぽんと写真が出てくる。

P「なにこれ。俺、怖い……」
以下略



432: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:22:32.50 ID:Uu68IzgT0
P「じゃあ、三人でじっくり話し合って決めるんだぞ。なんたって記念だからな」

はーい、と返事をして先に行く三人。

俺は彼女たちを見守るということもせず、先にレジで会計を済ませる。
以下略



433: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:22:59.67 ID:Uu68IzgT0
真美「開けてもいい?」

P「いいよ」

真「……わぁ」
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