過去ログ - P「伊織か?」伊織「お兄様!?」 Re:
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◆K6RctZ0jT.
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2015/04/20(月) 22:51:27.92 ID:pxmzvZq/0
……ライブが終わった。
俺は鳥肌を立てつつも、残りの業務に集中しようと思い直す。
まずは労いの言葉をかけるか? いや、いらないだろうか……。
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◆K6RctZ0jT.
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2015/04/20(月) 22:52:02.33 ID:pxmzvZq/0
ライブから一月後。
残暑がきついながらも、秋の香り漂い始める。
今日は俺も珍しくオフである。
以下略
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◆K6RctZ0jT.
[saga]
2015/04/20(月) 22:52:45.50 ID:pxmzvZq/0
女P「ほら、この服! Pさんに似合いそうですよ!」
P「そうですかね? ……それより、いいんんですか?」
女P「何がです?」
以下略
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◆K6RctZ0jT.
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2015/04/20(月) 22:53:21.71 ID:pxmzvZq/0
P「どうかな?」
言いながらカーテンを引く。
女P「おー……新鮮でなんというか……かっこいい……」
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536
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◆K6RctZ0jT.
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2015/04/20(月) 22:54:15.79 ID:pxmzvZq/0
ところで一般的に女性というものは、自分の中である程度選択肢ができてるらしい。
つまり、どちらがいいかと女性が問う時、その人の中ではどっちがいいかすでに決まっているという話だ。
けれども女Pさんはそんなことは全くなく、俺の選ぶ服を喜んで着てくれた。
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537
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◆K6RctZ0jT.
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2015/04/20(月) 22:54:55.64 ID:pxmzvZq/0
女P「ご、ごめんなさい! 私もまだプロデューサー続けたいです!」
思い切りカーテンを閉める女Pさん。
俺は、しばらく閉じられた試着室を眺めていたが、なんだかじっとりと罪悪感を感じ始めて、どこを見ていいのかわからなかった。
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538
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◆K6RctZ0jT.
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2015/04/20(月) 22:55:36.37 ID:pxmzvZq/0
P「あ、もうこんな時間か」
女P「服屋さん、たくさん回りましたからね」
楽しそうに笑う。
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539
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◆K6RctZ0jT.
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2015/04/20(月) 22:56:47.74 ID:pxmzvZq/0
P「はい?」
女P「え?」
P「あの…………手……」
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◆K6RctZ0jT.
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2015/04/20(月) 22:57:32.95 ID:pxmzvZq/0
P「えーと、ここです。あ、ラッキーですね」
女P「ん? どうしたんですか?」
手は依然繋いだまま一軒のカフェの前に立ち止まる。
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541
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◆K6RctZ0jT.
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2015/04/20(月) 22:58:10.81 ID:pxmzvZq/0
P「ここは私が出しますよ」
女P「え、そんなの悪いです……」
P「デートなんて滅多にないんですから格好つけさせてください」
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542
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◆K6RctZ0jT.
[saga]
2015/04/20(月) 22:58:39.82 ID:pxmzvZq/0
P「今からアイドルのライブ行きません?」
女P「え? 今から?」
P「ええ、ちょうどチェックしたいアイドルがいまして、女Pさんとなら楽しめるかなって……」
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