過去ログ - 魔女「流れ星に願うこと」
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30: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/04/15(水) 17:57:03.37 ID:AZadxHiw0
魔女「さぁ今日1日私に張り付いて隙を伺うがいい。いつでも相手してやるぞ?」

死神「チッ、やりにくいこと言ってくれるぜ」

見習い(師匠…何か楽しそうなんだけど)

心なしか声色も表情も明るい。
いつも私といる時は、こんな一面見せなかったのに。

見習い(そりゃそうよねー…師匠だって男の人といれば気分が若返るわよね)

見習い(私みたいな地味なのといてもつまらないだろうしねー…)

見習い(死神さんといる方が楽しいんだ)イジイジ

考えれば考える程卑屈になってしまいそうなので、掃除に集中することにした。
そういえば棚の上はしばらく掃除していないので、ホコリがたまっているだろう。

見習い「よいしょっと」

私は台座に椅子を引っ張ってきて、棚の上を拭く。
棚は案外範囲が広くて、手を伸ばさないと全体を拭けない。

見習い「うー…んっ」

と、苦しみながら手を伸ばした、その時。

グラッ

見習い「えっ」

私はバランスを崩し、椅子ごと傾いた。
落ちる――!


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