48: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/04/16(木) 19:08:12.00 ID:PLzuue4k0
見習い「こんなこと言うのも何ですが死神さん」
死神「ん?」
見習い「師匠の命を狙うのは、勘弁して頂けませんか?」
死神さんの返答はわかりきっている。
死神「そりゃできねぇな」
やっぱり。
死神「あの魔女はもう世界のバランスを崩しちまってる。自然の摂理に反する存在ってーの…?本人が悪人でなくても、生かしておいたら危険な存在なんだ」
見習い「死神さん、真面目だったんですね」
死神「おりゃ死神だぞ!?」
私は思わず笑いを漏らす。
そうだ、この人は死神なんだ。虫を怖がってる部分ばかり見てたせいで、その意識が薄くなっていた。
見習い「…でも、それなら違う死神に来てほしいです」
死神「あ?何で?」
見習い「貴方を憎みたくありませんから」
死神さんはもう、私にとって心許せる人になっていた。
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